25歳になってみたら死ぬ黒歴史

今見返すと卒業文集痛いでしょ?そんなもん。

いつもと少しだけ違う朝

 いつも通りの朝だった。朝7時10分に起きて、いつもと変わらない桝アナの顔、いつもと変わらないガスの青い火、いつもと変わらない卵とソーセージ。しかし、7時半にいつもくる彼女からのおはようのメッセージがない。少しくらいは遅いこともある。でもさすがに8時になってもメッセージがないと心配になる。彼女のトーク履歴を見ると、昨日の彼女からのおやすみの一言で話は終わってた。

 昨日夜の11時半。いつも通り寝ようとすると、彼女からまた死にたいの一言が送られてきた。理由はバイトが辛いらしい。いつも通りやめればいいじゃんと言っても色々な言い訳が飛び交ってくる。そしてまた死にたいという文章が送られてきた。少しイライラしてしまった僕はどうせ死ねないんだし、もう寝ろと脊髄反射のように文を送ってしまった。そして彼女からうん、おやすみの一言が送られてきた。そして僕は何事もなかったかのように布団を被った。    

 妙な寒気がした。彼女はこんな僕の一言で自殺をしてしまったのかもしれない。心臓の音が何故か聞こえる。焦りと後悔からとりあえず彼女にごめん言いすぎた。と送り大学に向かう。1限目の授業は焦りと寒気、そして動悸でまともに授業が受けられなかった。

 1限目が終わり、そっとスマホを見ると彼女からおはよー、どした?とメッセージが届いていた。なんでもない、寝坊?と送り、僕の動悸は止まった。

 そんないつもとは少し違う朝。