スターウォーズをほぼちゃんと見てないやつがEP9を見た。(スターウォーズEP9感想)
スターウォーズを見てきた。
家にEP1,3はあったので子供の時から見ていた。旧三部作も4,6は見た。帝国の逆襲とクローン・ウォーズは見てない。だから、生粋のスターウォーズファンではない。せめて言うならSFが好きなオタクではない、男子高校生だ。
そんな僕が9を見てきた。
7,8と初めてスターウォーズを劇場で見た。7は面白かった記憶がある。しかし、8はクソつまらなかったという印象だ。(8は最初と最後はまぁ面白かった程度)
そんな僕がEP9を見てきた。
結論から言うと面白かった。
珍しく中だるみが僕はなかった。
僕はね。僕の人生で1番好きな映画のシン・ゴジラでも中だるみがあったのに、今回のスターウォーズは中だるみがなかったのだ。
2時間30分だっけかな、上映時間が。そこそこ長い。だが、中だるみがなかったのだ。
展開がスピーディーと言えば良いな。展開がとてもスピーディーで見やすい。エピソード8と比べると大違いだ。
次に面白かった点は過去作を知ってれば面白いだろうなという点が多い事だ。
本当のスターウォーズファンが作った映画だなと感じれる。だが、僕は本当のスターウォーズファンじゃないので、ネタが分かってもみんなが知ってる事程度だろう。
次に面白かった点は……ネタバレを含むので見たくない人は見ないように。
次に面白かった点はカイロレン(ベン君。)の活躍だ。EP7を見た時正直に言おう。話自体は面白いけど敵役めちゃくちゃしょぼ!という感想はあった。マスクださいし。
しかし、今回のカイロレン。光の心を取り戻す。そう、光の心を取り戻すまでの葛藤。そのためには弱さが必要だったのだ。
カイロレンと主人公のレイは完全な対で書かれている。
カイロレンはスカイウォーカーの血が流れているが、ダークサイドとして
レイはパルパティーンの血が流れているが、ライトサイドとして。
見てない人に説明するとカイロレンはかつて巨大なヤクザを倒したイケイケの警察官の血が流れていて、将来イケイケの警察官になるために修行してたんだけど、グレてヤクザの方に。
レイは倒された巨大ヤクザの組長の血が流れているんだけど、今は警察官として活躍している。そんな感じの認識でいいと思う。
スターウォーズEP1~6というのはスカイウォーカー家のお話だったのにも関わらず7からはレイという後にパルパティーンの血が入っている女に主人公が変わるのだ。
しかし、本当はカイロレンの話だったのではないだろうか?7で父を殺してしまった罪悪感、9で見せた母への思い。そうディズニー3部作の主人公はカイロレンだったのだ。
そんな彼がダークサイドからライトサイドに変わる。そして最後にレイはスカイウォーカーを名乗って物語は終わる。これこそまさにスカイウォーカーの夜明け。良いタイトルをつけたな。
話がそれたがカイロレンの活躍がとにかくかっこよいというか、心の描写がとても良かった。
最後に。
スターウォーズをまだ見てない人へ。
見た方が良いです。人生の価値観が変わることはないと思います。メッセージ性が心に刺さるものではないので。
でも、少年の心に戻りたいじゃないですか。
かっこいい戦闘機が好きだったあの頃、チャンバラをしてたあの頃、気でものを動かせるんじゃないかと思っていたあのころを思い出したくないですか?
思い出したいですよね。
EP4だけでも。見てほしいですね。
本当の少年の心を思い出したい……?
なら劇場版ドラえもんか、劇場版のクレヨンしんちゃんを見ましょう。泣けるし。